こんにちは、ゆーへいです!
この度ヤッチャ!では、JAはまゆうさんと協力して、「完熟マンゴー」とその中で特に糖度の高い「太陽のタマゴ」を販売するJAはまゆうオンラインショップをオープンしました!
太陽のタマゴと完熟マンゴーってなにが違うの?という方はコチラ
宮崎県の特産品の象徴であるマンゴー。
「マンゴーといえば宮崎!宮崎といえばマンゴー!」と言っても、過言ではないと思います。
甘くてとっても美味しいですよね。
一方、webサイトやスーパーで販売されているマンゴーに対して「え、完熟マンゴーってこんなに高いの?」と思ったことはありませんか?
そこで今回は、日南市のマンゴー農家・河野さんに、マンゴーの販売価格の裏にある努力や苦労を聞いてきました!

マンゴー農家の河野さん
01 マンゴーは1年に1回しか作れない!
野菜によっては「二期作」や「三期作」といって、1年に2回、3回と育てることができる場合がありますが、マンゴーはそうはいきません。
マンゴーは育てて収穫するまでに、なんと10ヶ月もかかります。
出荷まで考えると、さらに1ヶ月かかるとか。
さらに、マンゴーの様な果樹は途中で栽培が上手くいかなかったからといって、植え替えができるものではありません。
マンゴーの栽培はまさに一発勝負。マンゴー農家はその1作に魂を込めて立ち向かうのです。
生産できる回数が少ないので、生産量がなかなか増えず、価値が上がるというわけですね。
02 温度管理の難しさ
マンゴーといえば南国フルーツのイメージがあります。
そうです、高温下を好む亜熱帯作物なのです。(日本の気候は温帯)
亜熱帯作物を育てるためには、温度管理が大変重要です!
マンゴーはビニールハウスの中で育てます。ハウス内の温度を暖かくに保つために暖房が必要です。
逆に秋には、冬を知らせて花を付けさせるため、冷房をかけてハウス内を冷やすそうです。
そして冷暖房の機械を動かすために多額の燃料代が必要となります。
つまり生産にかかるコストが高いということですね。
03 毎日のきめ細かいお世話
マンゴーは1年に1回の一発勝負。そのため、日々の丹精込めたお手入れが欠かせません。
出荷できるサイズにまで大きく育てるため、マンゴーの実を選定する「摘果」。
いくつかの実を採って、栄養を一つのマンゴーに集めます。
マンゴーの重さで樹の枝が折れるのを防ぐため、紐でつる「玉吊り」。
マンゴーに太陽の光を適切なバランスで浴びせるため、マンゴー果実の上にある葉の位置を調整する作業も必要です。
葉が光を遮りすぎてもダメ、逆に光が当たりすぎても日焼けになるのでダメ・・・。
相当細かい作業を、長年の経験と勘によって繰り返します。
自然落下したマンゴーを収穫するため、一つ一つにネットをかける作業もあります。
日々、丁寧に時間をかけて、育てられているのです。
04 栽培環境への投資
亜熱帯作物のマンゴーを温帯の日本で栽培するにあたり、様々な設備を用意する必要があります。
サイズにもよりますが、ビニールハウスを中心とした初期投資に、およそ3,000万円ほどかかるそうです。
河野さんは初期投資のあとにも、より適切な栽培環境を整えるため、ビニールハウスのカーテンの層を増やしたり、施設への投資を行っています。
ゆーへい

14年間にわたり、マンゴーを生産している河野さん。
「マンゴーを育てるのは難しい!気象環境に左右されるし、台風や暖冬の影響をモロに受ける。去年上手くいっても、同じ方法で今年もできるとは限らない。経験がものをいう」とおっしゃってました。
以上、マンゴーの値段は
・生産回数が少ない
・亜熱帯植物なので冷暖房費がかかる
・毎日の手間暇かけたお世話
・設備投資
これらを考慮して値段がつけられていることがわかりました!
農家さんの苦労や努力、マンゴーに対する愛情が、値段に現れているのですね。
今年の出来は最高!
こんなにも丁寧に育てられた完熟マンゴー。
今年は気象条件が良く、最高の出来だと言われています。
実際に農家さんも今年は特に間違いない!とおっしゃっていました。
品質は最高に良いのに、コロナウイルス感染拡大の影響により価格が下がってしまっている今年の完熟マンゴー。
品質の良いものが適正な価格で販売されて、農家さんの努力がきちんと評価されて欲しい!
農家さんが「1番の喜びは食べてもらった時の声。マンゴーはやっぱり美味しいね!と言ってもらうのに尽きる」と仰っていました。
来年以降も最高のマンゴーを作っていただくために、いただいた声は責任を持って生産者さんにお届けします!!

農家さん自慢の完熟マンゴー、ぜひ一度ご賞味あれ!