みなさん、こんにちは!
梅雨明けを楽しみにしているゆーへいです。
6月も間もなく3分の1が終わります。夏がやってきますね!
さて、日南市にはちょうど今の時期が旬のものがあります。ご存知ですか?

ツヤツヤで、身が引き締まっている、これらの鯵(アジ)。
そう、美々鯵(びびあじ)です。
美々鯵は厳しい審査を通過したものだけが、ブランドとして出荷されます。
本日は美々鯵の「ブランド基準」および「選定方法」についてご紹介します!!
「美々鯵」とは
美々鯵の獲れる日南市南郷町には、肥沃な大地からたくさんの栄養分が流れ込みます。黒潮が流れる沖合には大小様々な島が点在することで、豊富な魚が集まり、全国屈指の漁場と言われています。
そんな日南市南郷町の漁業の拠点となるのが、目井津(めいつ)漁港です。

めいつの海で育った鯵は、脂のりも良し、引き締まった身で歯応えも抜群。
そんなめいつ獲れの鯵の中でも、厳しい管理の元でブランド基準を満たしたものだけが美々鯵と呼ばれます。
厳しいブランド基準
美々鯵には5つのブランド基準があります。
二、「めいつの魚ブランド化推進協議会」加盟船が漁獲した鯵
三、徹底した鮮度管理が施された鯵
四、サイズが90g以上の鯵
五、出荷時期が3月から6月の鯵
上記の徹底した管理に加え、脂質含有量が2%以上のものだけが、美々鯵と呼ばれます。

美々鯵は漁獲後に水揚げする際、漁師さんが鮮度を保つために紫外線殺菌海水・低酸素海水で処理し、獲れたての鮮度と美しさを長持ちさせます。
美々鯵の選定方法
まずは「重さ」の選定方法からご紹介します。
美々鯵は漁獲後、港で自動振り分け機にかけられます。

こちらの緑の台一つ一つにアジをセットすると、重さによって自動で区別されていきます。
見ているだけでも楽しい!

重さによって振り分けられた鯵が向かうのは、脂質含有量測定機。
こちらではレールに載せた鯵が機械を通過するときに身に含まれる脂質量を測定し、脂質含有量が2%未満・2%以上7%未満・7%以上の3種類に分けられます。

こうして仕分けられた鯵の内、脂質含有量が2%以上のものが美々鯵と名付けられます。そして美々鯵の中でも脂のノリが良い脂質含有量が7%以上のものは、「美々鯵 三ツ星」と呼ばれ出荷されます。
美々鯵の出荷は6月末まで
ブランド基準にもあるように、美々鯵の出荷は6月までです。月末に近くにつれ漁獲量も下がってきます。
めいつ港に隣接している港の駅めいつのオンラインショップでは、めいつ獲れの干物セットを販売しています。上記のように漁獲量が減ってしまうので、美々鯵を安定して供給できるのは6月中旬までとなっています。
この機会にぜひ美々鯵をご賞味ください!!