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宮崎の焼酎はここが違う!20度焼酎のひみつ。

こんにちは。焼酎ライターのじゅんちゃんです。

2月に入り、プロ野球のキャンプが始まりました。

日南市は広島カープのキャンプ地でもあるので、赤い色にちなんだ焼酎カクテルなんて作ってみたりしてます・・・!

 

焼酎の度数には「20度」と「25度」がある!?

みなさんは、焼酎のアルコール度数には、20度と25度の2種類があるのはご存知ですか?

そして、宮崎焼酎のほとんどは20度なんです!

同じ銘柄の焼酎でも、県内用と県外用に度数を変えて販売している酒蔵もあるんです〜!

例えばここ!日南市北郷にある酒造メーカ「酒蔵王手門」さんです。

同じ「献上銀滴」という商品でも、度数の違うものが販売されてます!

20度焼酎は県内限定で販売されていることが多いので、宮崎でぜひお買い求めください!

 

そんな宮崎の20度焼酎はどのように誕生して、どのように広まっていったのでしょうか?

密造焼酎が出回る終戦

遡ること、第二次世界大戦終戦後。

日本では、混乱期に突入し食べるものも貧しい時代です。

その影響は飲酒にも及ぼします。

 

宮崎県には価格が安い密造焼酎が広く出回っていました。

そのため、正規の25度の焼酎が売れなくなる影響があったと言われています。

25度焼酎は庶民には価格が高く手が届きにくいものでした。

 

密造焼酎は、国からの酒造許可を受けていない業者が作った粗悪な焼酎です。

製造技術が低く、質が悪くアルコール度数20度程度のものが多かったようです。

良質な20度焼酎の誕生

そのような影響を受け、昭和28年に特別に税金の安い20度焼酎の販売を許可されました。(酒税特別措置法)

密造焼酎業者は宮崎に多くいました。

なので、今でもアルコール度数20度の焼酎が馴染みあるものとなりました。

 

焼酎は原酒であるアルコール40度程度のものに水を加えて低くして作っています。

水の量を変えることのよって、20度と25度を作り分けています。

加える水は、仕込みの際に使われるものなので焼酎にはよく馴染むものです!

20度焼酎は水割りせずとも、飲みやすく美味しいというわけです!

20度焼酎のまとめ

  • 第二次世界大戦終戦後、安い密造酒が出回る
  • 昭和28年、20度焼酎の販売が許可される
  • 宮崎に密造業者が多くいた名残で、20度焼酎が定着している

 

いかがでしたか?

他にも、こんな情報が知りたいなどありましたらお待ちしております!

次回は「焼酎と日本酒の違い」についてお届けします!