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おかえりなさい。待っちょったよ!3か月ぶりに開通したJR日南線に乗って、小内海駅まで小旅行してみた。

全面が不通になるほどの、大規模な土砂災害でした。JR小内海駅近くの斜面は、高さ約70メートル、幅約100メートルにわたって崩落。開通に向けては「早期復旧を目指し、夜通し作業を続けていた」という話も耳にしました。

3か月の日々にたくさんの人の苦労が積み重なり、この日を生み出しました。
すべての関係者の皆さま、本当に本当にお疲れ様でした!

JR日南線、3か月ぶりに開通!

さてさて、編集長のよしやです。
とっても嬉しいニュースが飛び込んできましたね。9月に発生した土砂崩れ。この影響で青島駅以南が不通となっていたJR日南線ですが、今月11日に全線で運転を再開しました。

車社会の日南市にあっても「不通」となると、JR日南線が私たちの暮らしに深く根付いているのだと思い知らされます。
いざという時に乗車できない交通網としての不便さはもちろん、踏み切りで遮断機が降りない、警報器が鳴らないといった違和感。線路に伸びてゆく雑草を見ると、なんだか悲しい気持ちになりました。

崩落の現場

だからこそ、たくさんの方が運転再開を心待ちにしていたことでしょう。
開通初日の11日には、宮崎駅や飫肥駅などでセレモニーが開かれました。ほぼ満席となった便もあったのだとか!

11日、飫肥駅での開通セレモニー

写真は飫肥駅の様子。地元の高校生の出迎えや、泰平踊りが披露されるなど、賑やかな様子。たくさんの人から歓迎を受け、JR日南線は見事に復活を遂げたのです!

早速乗ってみた。小内海まで小旅行

そんなJR日南線に「早速乗ってみました!」という声が届きましたのでご紹介します。
日南市民の皆さんはもしかすると、JRを使ってお出かけする機会は少ないのかもしれません。この機会にぶらりと電車旅なんていかがでしょうか。

乗車したのは、11日の10時55分飫肥駅発、南宮崎駅行。目的地は崩落の現場となった小内海駅です。11時25分着なので約30分、電車に揺られます。

当日は天気にも恵まれ、絶好のお出かけ日和。
秋晴れの下を電車が軽快に駆けて行きます。

車窓から

あっという間に目的地に到着。
土砂が取り除かれた小内海駅のホームは、綺麗に整備されていました。

小内海駅のホーム

帰りの電車は小内海駅を14時00分に発車します。到着から2時間35分、駅周辺を散策することに。

まずは、小内海駅から宮崎市方面に2分ほど歩いた場所にある野島神社へ。
海岸線を車で走ると見かけるこの神社ですが、立ち入ったことのある方は意外と少ないのでは。

宮崎市観光サイトによると、野島神社は「浦島太郎が辿り着き祀られた」という伝説がある神社。境内は国の天然記念物に指定されている「アコウ」の樹で覆われ、バナナの木が自生するなど自然の豊かさが特徴です。
飫肥杉で作られた「海のお守り」や「自転車のお守り」も販売されています。サーフィンやサイクリングが好きな方は、ぜひお立ち寄りください!

野島神社

ランチは、大きな伊勢海老が目印の「磯料理 星倉」さんで!
豊富な海の幸を堪能できるお店です。

この日は「海鮮丼と伊勢えびの味噌汁セット」(1,980円・税別)を注文。豪華なランチで大満足すること間違いなしです!

海鮮丼と伊勢えびの味噌汁セット

ぜひJR日南線にご乗車ください!

移動はもっぱら車の方が多いと思いますが、こんな機会にぶらり気ままな電車旅はいかがでしょうか。いつもの見慣れた景色が、きっと違って見えると思いますよ。

記事の例をモデルコースに、日常が非日常に変わる半日間をお楽しみいただければ嬉しいです。感想が届くことを楽しみにしています。