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日南市民のみなさんへ。お願いだからこの記事を読んで、災害に備えてください。

編集長のよしやです。
令和2年7月豪雨により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。一瞬にして日常から命や暮らしを奪う自然災害。本当に恐ろしいです。
ここ数年は特に、毎年のようにどこかの地域が被災地になっているように感じます。海あり、川あり、山ありの日南市だって、いつ被災地になってもおかしくないのです。

予測不能な自然災害に対して、私たちができることは一つしかありません。備えることです。今回は、日南市民ならこれだけは知っておくべき、自然災害に関するあれこれをまとめます。

日南市で想定される自然災害とは?

日南市が作成している「日南市防災マップ」によると、日南市で発生しうる自然災害は大きく2種類。「地震・津波」と「洪水・土砂災害」です。

出典:日南市防災マップ「知識編」


地震に関しては、内閣府が「南海トラフ巨大地震」の被害予測を公表しています。字面だけで恐ろしい…。
これが発生すると、日南市では最大震度6強の揺れが予想されているそうです。震度6強がどれほどの揺れかと言うと「はわないと動けない。ブロック塀が崩れ、戸がはずれて飛ぶこともある」ほどなんだとか。

戸がはずれて…飛ぶ?
ちょっと何言ってるのか分かりませんが、それほど強い揺れということですね。

出典:日南市防災マップ「知識編」


洪水も恐ろしい。熊本日日新聞社によると、豪雨により球磨川が氾濫した熊本県人吉市中心部では、浸水の高さが最大4.3メートルに達したそうです。一般住宅の天井の高さが2.4m~2.6mだそうなので、2階にいたとしても被害を受けてしまうことになります。速やかな避難が安否を分けます。

津波や浸水、土砂災害に関しては、日南市役所のホームページに「ハザードマップ」が掲載されています。ハザードマップはそれぞれの地域で、それぞれの自然災害が、どの程度の被害を及ぼす恐れがあるかを色分けしたもの。

出典:日南市防災マップ「津波ハザードマップ地域別」


ちなみに、上の画像は油津地区周辺の津波ハザードマップです。色付けされている場所が「津波浸水想定区域」で、赤色は5〜10m、ピンクは2〜5m、オレンジは1〜2m…といった具合に、津波の被害が想定されています。

みなさんがお住いの場所はいかがでしょうか。この機会にぜひ確認してください。青い文字で記入されているのは「避難・防災関連施設」です。あわせてチェックしておくと、いざ避難が必要な時に速やかに対応できそうです!

さあ、災害に備えよう。

基本的な知識をインプットしたら、しっかり対処できるように備えましょう。
今回は復興支援活動を行う、一般社団法人FUKKO DESIGNさんのSNSに掲載されている「コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版」をご紹介します。みなさまぜひご覧ください!

ページを見ていただくと分かる通り、災害時のフェーズ(時期)ごとに4枚の画像にまとめられています。フェーズは「①風水害が起きる5日前~前日」「②風水害が発生する直前/発生時」「③避難所にいる時」の3つです。

それぞれ、イラストを交えながら分かりやすくまとめられています。特に今年は新型コロナウイルスの感染拡大に配慮しながら災害に対応することが求められます。不安な気持ちになりますが、コロナ禍の避難所で必要な配慮もまとめられていますので、ぜひご確認ください。

出典:コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版


例えばこちらは「ものの備え」について。みなさんのご自宅には、画像の中にあるような物品は揃っていますか?また、すぐに持ち出せる場所に置いてありますか?

出典:コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版


こちらは災害の発生直前や発生時の注意事項。本当に、いつ何が起きるか分かりません。例えば、たった今から豪雨が降り始めて、一時間後にあなたのご自宅が浸水したとして、冷静に対応できますか?車で移動してしまったり、水深50cm以上の場所を歩いて移動してしまったり、リスクのある行動をとってしまうことはないでしょうか?

出典:コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版


避難所で気をつけるべきことがこちらです。感染症に怯えながらの避難は、きっと心労が募ります。注意するべきポイントを押さえておくと、心持ちが楽かもしれませんね。

自分の、大切な人の、命を守るために。

知って、備えること。それにより、守ることのできる命があるかもしれません。

私はこの記事を書いたら、まず家族に見てもらおうと思います。みなさんも何か少しでも役に立ちそうだと感じていただけたら、大切な人にシェアしてください。

何もないことが一番ですが、いつか来るかもしれない有事の際に、この記事を通じて心に留まったことが役に立つことを心から願っています。

大好きな日南市の自然を、いつまでも大好きだと言えるように。