こんにちは、ライターのたむらです。
先日、私が経営する日南市・吉野方の「田村農園」で、ピーマンの収穫祭を開きました!
例年、5月上旬にピーマン収穫し放題のイベント「ピーマン祭り」を開き、お世話になっている皆さんや地域の子どもたちに、自慢のピーマンをお腹いっぱい食べてもらっています。
しかし、今年は新型コロナウイルス感染防止のため開催できませんでした。そこで、ピーマンの美味しさを広めるため、特別にヤッチャ!取材班を招待し、ささやかながら収穫祭に替えさせていただきました。
まずこちらが田村農園のある吉野方地区。飫肥から車で5分ほど西に向かった場所に位置します。
写真に写っているのは、日南市を流れる酒谷川の支流の1つ「大根川」。
街頭もほとんどないので、夜になると満点の星空を楽しむことのできる、水と緑が豊かで素敵な地域です。
この地で50年近くにわたり、ビニールハウスでピーマンを栽培する「田村農園」があります。
実は、日南市内では新たに農業に参入する若者が増えているんです!
ピーマンやイチゴ、トマトなど、それぞれの農産物を美味しく作るため、みんな頑張っています。
宮崎県は冬季のハウスピーマンの生産量が全国1位!初夏にかけて、宮崎県産のピーマンが全国のスーパーに数多く並びます。宮崎県のピーマンはほとんどがJAを通して流通していて「グリーンザウルス」というブランド名で親しまれています。
宮崎県は日射量が長いので、植物の体内でビタミンCが多く生成されます。そのため他県産のピーマンと比べて、ビタミンCが1.3倍ほど多く摂取できることも大きな特徴です。
特に日南市・串間市の農家で形成される「JAはまゆう」のピーマンは品質が高く、宮崎県内のピーマンでも高い評価を得ています!
そんな品質ばっちりなピーマンですが、5月になるとハウスで栽培するピーマンは出荷が終了となります。ハウスで栽培するピーマンは11月ごろから実をつけるため、5月頃になるとピーマンの品質管理が難しくなり、単価も安くなります。採算が合わなくなってしまうんです。
そのため、5月上旬に収穫をやめて、まだピーマンがあってもすべて刈り取って廃棄し、翌年度の準備に取り掛かります。
田村農園では通常なら刈り取ってしまう最後のピーマンを有効活用ができないかと考え、地域の子供たちや家族連れなどを呼んで、ピーマンの美味しさを伝えたり、実際に収穫すること自然や植物のことを肌で感じてもらう機会を設けています。
例年は100名を超える人が集まり、ピーマンを山のように収穫して食べてもらっています。来年こそは開催したい。その時は地域の農家さんとも協力して、さらいに大きなイベントにしたいと考えています!
田村農園では今年度のピーマンの収穫を終えましたが、これから夏の時期にピーマンを作っている農家さんもたくさんいます。ぜひ宮崎県産のピーマンを見かけたら、手に取ってもらえると嬉しいです!